最中/monakaです。
マンションもある程度大きなものとなると、世の中の縮図のようだと以前書きましたが、私の勤務するマンションには様々な人がおられます。当然我々管理員が接する機会が多いのが問題のある居住者となります。以前より問題のある一人暮らしの男性居住者がおられるのですが７０歳代で認知症もある方なので我々も慎重に見守る姿勢は当然あります。この方は認知症はあるのですが、日常生活はできており時々遠方に旅行にも行っておられるのでそれほど大きな問題を起こすことはありません。しかしながら脳が子供化しているような人で大人なら当然やらないことを子供のようにやってしまい、注意しても止めないし平気で自分はやっていないと嘘をつくのです。特に目立つのがゴミ置場を漁って自宅に持ち帰ることです。朝方が多いのですが全く価値が認められないようなものもゴミ袋をわざわざ開けて持ち帰る、廃棄されている古い小型家具や衣装ケースなども持ち帰ります。一度その方の部屋を訪れたことがあるのですが入ってみてびっくり、ゴミ屋敷でした。その方は靴を脱ぐということもせず常に土足で家に居るのです。あんたは欧米人かと心の中で突っ込みましたが、ゴミ屋敷で臭いも酷くああこの人の頭の中には清潔、掃除という言葉が無いのだなあと思いました。よくマンションでも整理整頓が苦手で色んなものが散らかっているのをテレビで見たことがありますが、そういうレベルをかなり超えています。何せゴミ置場から変なものを持ち帰る習性があるのですから。
この方を良く知っている人に訊く機会があったのですが、この方は末っ子の長男で終生未婚だそうです。私も独身の頃の一人暮らしの時に片付けや掃除が苦手で部屋が散らかっていたことがありますが、男性はどうも女牲と比べてそういう傾向があり一生独身ですとそれが当たり前になったのかもしれませんね（女性がいてくれて世の中が清潔に保たれています、感謝）。また結婚して家庭を持つとお父さんは仕事仕事で大変ですが、この方のように結婚せず自由気ままな生活ではありますが、自分の欠点を指摘してもらえる機会もなく、自分に甘い弱い心のまま歳を取ってしまった結果が今のこの方の姿なのかと思ってしまいます。
以上です。