55歳からどこまで成長できるか!55(ゴーゴー)おやじブログ

中年(おやじ)でもどこまで自分の限界を上げることができるか、成長エンジンである心のリミッターをはずせ!の想いで
日々の活動や経験、感じることを記すブログです。

日本人の謙虚さについて

最中/monakaです。
今日は日本人の謙虚さという題ですが、それを肯定ではなく逆のことを記したいと思います。今インド人のサチン・チョードリーという人が書いたインド人の考え方「ジュガール」についての本を読んでいます。まだ読んでいる途中なのですがもう何冊も本を出されていて、巷ではブームになっているそうです。
日本には昔からの伝統というか文化として、謙虚さとか控えめであることが美徳であると考えられており、多くの日本人がそういう気持ちを持って日常過ごしていると思います。ですからそういうこととは反する言動をする人に対しては何か違和感を持ったり、嫌ったりします。著者はそのような日本人の考え方が悪いということではなく、伝統であり、長く根付いてきた歴史でもあるので大事なものとして残していくべきであると認めながらも、グローバル化した現代において世界でも稀な日本人のこのような考え方は生きていく上でまたビジネス面でマイナス面も多いと指摘しています。皆さんも外国人と接する時に感じることがあると思いますが、彼らは概して自己主張が強く、自分の考えを抑えることなく明確に相手に伝えようとします、自分の信念がはっきりとしています。これを見て日本人は何か違和感や嫌な感じを抱いてしまいがちです。私ももちろんそうです。
インド人である著者は日本で長くビジネスをしていく中でこのような日本人のはっきりものを言わずに控えめにする、具体的に言えば相手のことを慮るあまり「こんなことを言ったら相手の気分を悪くするのではないか」とか「迷惑になるのではないか」「人間関係が悪くなるかも」と思ってしまうことが、結局はビジネスの進行を遅らせてしまっていると言っています。営業など自分の伝えたいことを早く明確に伝えないためにずるずると引きずってしまい、時間を弄してから結局断られて終わることが多いのは確かだと思います。相手にすればそういうビジネス上のネックになる部分は言いにくいのは判るけど早く伝えてよと思ったかもしれませんね。著者曰く、そんなに相手を慮ることをするのではなく、さっさと伝えて買ってもらえる見込みがないと判断すれば直ぐに次へ次へと進んだ方が良いという考え方なのです。東京オリンピック招致で流行語になったOMOTENASHIもこのように考えると短期来日する外国人にとっては新鮮に映るかもしれませんが、ビジネス面では確かにマイナス面も多いと感じました。「出る杭は打たれる」という悪い意味のことわざも日本にはありますが、これを受け入れる土壌が早く日本に根付いて欲しいとも感じました。長い歴史をもった文化や習慣を変えるのはたやすくないのも確かなことではありますが徐々にでも。
以上です。

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