55歳からどこまで成長できるか!55(ゴーゴー)おやじブログ

中年(おやじ)でもどこまで自分の限界を上げることができるか、成長エンジンである心のリミッターをはずせ!の想いで
日々の活動や経験、感じることを記すブログです。

マンション管理<9>

最中/monakaです。
私が勤務しているマンションで今月28日に総会が開かれました。今回は議案も少なく全て通常決議(過半数で議案が通過する)でしたので、いわゆる「しゃんしゃん」で終了しました。マンションも株主総会と同様荒れる総会にならないようにすることがマンション管理会社の社員は求められます。
総会を開催するにあたってはその前の準備が大変です。議案書と総会への出欠確認書を全組合員(居住者)に送りますのでそれらの作成、印刷手配、出欠確認書の返却を受けての集計作業、期限までに提出していない人へのフォロー、当日の総会会場での役割分担決めなどです。マンションの総会への出席者は提案される議案にもよりますが毎年減っていく傾向にあります。今回も前年よりも減って全組合員の2割程度でした。総会は年1回開かれる重要なイベントなのですが関心のない居住者も多いということですね。
ご存知の方も多いと思いますが、出欠確認書には3つの選択項目があり参加する、出席せず出席する誰かに委任する(総会の議長に委任する場合が殆ど)、出席せず議案書を読んで賛成、反対、棄権を選び書面で議決権を行使する、です。参加するで提出する方は少ない傾向にあり、最も多いのが3つ目の議決権行使です。少し詳細に言いますと、総会を開催するためには組合員の過半数の出席が必要なのですが、出席者(これは総会当日になって実人数がわかるものです)と委任者、議決権行使者の全てを合わせて過半数になっていれば総会を開催することができる訳です。今回は一番多い議決権行使だけで過半数に達していました(開催するために提出を促さなければならない訳です)。
考えてみれば、総会に関心のない人も多いと書きましたがそういう人は出席せず提出のフォローもされるので賛成の議決権行使する人が殆どとなり、総会開催の要件も満たすと同時に議案も賛成多数で通るという流れになるのです。もしも住民の関心が高く、管理会社の管理状態や組合役員に相当な不満を持っている人もいて、総会に参加する人も多く、各議案に対する質問もして納得行く回答が得られなければその場で反対する、やむを得ず出席できずに議決権行使する場合も反対する人が多数となれば管理会社としては大変です。総会は当然開催することはできますが、議案の中に通常盛り込まれる、管理会社との継続委託契約や来期に使う予算、組合役員の選任などが否決される可能性が生じてくれば(それは返却される議決権行使書の反対数の多さで事前に想像できます)大慌てです。ですので関心の無い組合員が多くいるほど「しゃんしゃん総会」になるとも言えるのです。

しかし関心が無いとは言え、特に暮らしの中で特に大きな課題がないからこそ関心が無いように見えるだけで、マンション管理会社、管理員としては日常の住民目線での管理業務に努めていくことが年1回の総会が「しゃんしゃん」で終わってくれることに導いてくれることを肝に銘じなければならないとも言えるのです。

以上です。

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