55歳からどこまで成長できるか!55(ゴーゴー)おやじブログ

中年(おやじ)でもどこまで自分の限界を上げることができるか、成長エンジンである心のリミッターをはずせ!の想いで
日々の活動や経験、感じることを記すブログです。

本多静六さん

最中/monakaです。
電車の中や歩いている時にも聞けるオーディオブックを一度買おうと思ったことがあり、その時買った本田静六さんの「私の財産告白(CD版)」を持っています。ネットで調べれば色々情報が出てくると思いますが、この著作は歳を取ってから自分の人生を振り返って綴ったもので、特に自分が大きな財産を築いた経緯について書かれています。1950年に書かれたものですが、今も多くの人に読み継がれているそうです。
東京大学農学部教授まで苦労して昇りつめますが、収入の1/4を必ず貯蓄し、少しづつ貯めてそれなりの金額になったら投資(秩父の山林や株等)に回し、巨額の資産を築かれました。また自分の人生での経験から財産を子や孫に残すことは当の本人を不幸にすると思いその殆どを寄付したそうです。まさに勤勉実直を地で生きられた方です。
昔の人が残した言葉で「若い時の苦労は買ってでもしろ」というのがある通り、若い時(特に二十歳位まで)に苦労した方は、後々成功している人が多いように思います。若い時は感受性も強く、苦労した経験がずっと心の奥深くに宿り、その後の生きる力になるのではないでしょうか。例えばかなりお金で苦労したら、貧乏を経験したら将来絶対にひと財産気づいてやろうと人生目標が定まりますし、体が弱く入退院を繰り返した人の場合は自分の命を救ってくれた医者に出会うなどして、将来医者になって多くの人を助けたいという目標が定まります。苦労の度合いが強いほどその目標達成への執念も強く、少々の壁が立ちはだかっても諦めずに前に進む力が備わると感じます。
本多静六さんも貧乏に苦労し抜いてこそ人生の意義や物事の価値観をいっそう深めることができるし、人生の値打ちもわかるのだと言われています。私もこの歳になって、貧乏にしろ何にしろどうせ苦労するのなら若い時だと理解しました。偉そうなことを言うようですが、現在苦労している若者には今のその苦労が色々な意味で後から生きる、役経つことを伝えたいと思います。
以上です。

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