55歳からどこまで成長できるか!55(ゴーゴー)おやじブログ

中年(おやじ)でもどこまで自分の限界を上げることができるか、成長エンジンである心のリミッターをはずせ!の想いで
日々の活動や経験、感じることを記すブログです。

マンション管理<18>

最中/monakaです。
マンションは販売するデベロッパーがいて、マンション竣工後にはマンション管理会社がそのマンションの日常管理を行います。マンション管理会社にはデベロッパー系列の会社がそのまま請け負うケースが多いのですが、独立系の管理を専門にする会社もあります。具体名で言えば日本ハウズィングや合人社計画、リプレイス等です。


これら独立系の会社は、当初はデベロッパー系の管理会社がやっていたのを奪う、いわゆるリプレース活動を積極的に行っています。元々マンション管理組合役員や住民達が日常の管理に不満を持っていて、そこに売り込みを掛けるケースや価格勝負で管理を請け負うケースが多いと思います。マンション管理会社を自社に変えてもらうというのは、前の会社との引継ぎや前の管理会社よりもレベルの高いことを求められるので軌道に乗るまでは大変だと思います。管理をリプレースするというのは、よほど力のある営業マンが価格を武器にしながら売り込みをかけたとか、マンション自体がどうしても耐えれないような状況になっているという場合が多いかもしれません。住民の意識が高いマンションが多いでしょう。


マンションを建設する場合には当然実際に建てる建設会社が必要です。多くの建設会社がありますが、頭は大手であっても実際建設に携わるのはその下に付いている多くの下請け会社です。またコンサルタント会社や設計会社も絡みます。たまに勤務するマンションの設計図を見ることがあるのですが、凄く細密でこの設計図を描くのも凄いスキルだなあと感心してしまいます。マンションのような大きな建造物の設計となるとそれだけ細かい設計が必要ということです。


しかし設計図自体は見た目凄いのですが、マンション管理をする中では「どうしてこんな設計にしたのだろう?」ということもあるのです。例えば、居住棟によっては近くに契約駐車場がない、湿気が多くいつも苔が発生する場所がある、害虫にやられやすい樹木が植えられている、鳩の住処となる場所がいくつもある、などです。また不具合なものとしては最上階の共用廊下で雨漏りがする、勾配が少なく雨水がうまく流れない、吸気に比べて排気が少ないので温度上昇する部屋がある、などです。


複雑な設計施工ですから完璧なマンションはありませんが、設計会社が問われるのは如何に居住者目線で設計できるかということでしょうし、建設会社も細かい所まで目を行き届かせて丁寧な施工をさせるリーダーシップが問われるでしょう。管理会社としては出来上がったマンションに不満を少し抱きながらも修繕するところは直しを指示し、改善を加えながらより住みやすいマンションづくりを管理という仕事で果たしていくのです。


人間万事塞翁が馬

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