最中/monakaです。
澤田秀雄さんと言えば旅行会社エイチ・アイ・エスを作った人として有名ですが、澤田さんの本「運をつかむ技術（小学館）」を読みましたので紹介いたします。とても簡易に分かりやすく書かれており直ぐに読めました。
澤田さんは、現在長崎のハウステンボスの社長として長年赤字に苦しんできた会社を立て直しておられます。これまでに何度も立て直しを図ったができなかった末、澤田さんならということで強い要請があり社長就任を受け入れたそうです。格安航空会社のスカイマークも澤田さんが作った日本発のＬＣＣであり、本当にチャレンジャーで失敗することを恐れない方です。本にもそのような自分の信念が綴られており、失敗は成功の母とか、失敗を沢山経験することで、徐々に成功する可能性が高くなると述べています。なぜ失敗を恐れて行動しない人が多いのか、行動しないことで後悔する方が自分は嫌であるという非常にアグレッシブな方だと改めて感じました。今の若者は優秀な人も多いけれど、知識にだけ頼ってはいけない、行動し経験し自分の身を持って感じなければ意味がない、豊かな世の中になりどうしてもハングリーさが失われていくが、ハングリーさを持ち失敗を恐れないチャレンジャーはその存在が貴重であると。これだけ色々なことにチャレンジした澤田さんですが、もう一度２０代に戻れるならやりたいことが沢山あるとポジティブの塊のようです。
その原点が若い頃の放浪世界旅のビルマ（当時）での体調悪化による死ぬかもしれないという経験だそうです。ベッドの中で自分はもう死んでしまうかもしれないと思った時に強烈にこれまでの人生でしなかったこと、できなかったことを強く後悔し、何とか隣国タイで復活して以降、死ぬ時にできるだけ後悔しないよう前向きに生きることを悟ったと書かれています。
私もチャレンジをすることで失敗し食っていけなくなるのではないか、家族を養う立場となると現状維持というか、本当に失敗することに対する恐怖を感じますので、澤田さんは私の遥か上を行っている人だと思ってしまうのですが、改めてチャレンジすることの大切さを教えてもらい、勇気ももらえた本でした。
以上です。