55歳からどこまで成長できるか!55(ゴーゴー)おやじブログ

中年(おやじ)でもどこまで自分の限界を上げることができるか、成長エンジンである心のリミッターをはずせ!の想いで
日々の活動や経験、感じることを記すブログです。

任す、任せられる

最中/monakaです。
私は管理職はほとんど経験がありませんが、管理職となると部下に仕事を任せることも必要になってきます。中には仕事を任せられなくて自分で何もかもしないと気が済まないという人もおられると思います。経験がないのに口幅ったいのですが、「任せる」という言葉には良い意味と悪い意味があると思っています。


まず悪い意味は「部下に任せているから」という言葉を隠れ蓑にして、仕事をまったくやらなくなってしまう場合です。ですから任せているので知りませんでしたという体で責任を取ろうとしない場合です。これは任せているのではなく「放ったらかし」しているのです。実務を離れたことで部下の仕事を放置し、マネージメントが無い状態です。


次に良いに意味の場合です、これが本来の「任せる」です。自分が経験している分、部下の行なっている仕事のやり方が良いのか悪いのか分かる訳ですが、敢えてアドバイス程度に留めて自分で考えさせ、育てていくのです。失敗しても成長するなら良いと考えて真に部下を育成しているのです。きっちりとフォローはするけれど、失敗してもその責任を自分で取るのです。細かいことにまで口を出してしまうことが部下のやる気を削いでしまうことも知っています。部下との信頼関係も作っていけます。


管理職とか人の上に立つということは、結構奥深いと思います。部下のレベル、考え方によっても対応が異なってくるところに難しさがあります。部下のレベルが高い場合には、その人の限界以上の仕事を与えたり、常に厳しく接したりしても、それこそが真の愛情であり、本人のことを思っているということが伝わります。緩い仕事や居心地のよい職場環境などのぬるま湯状態では実力を付けていくことができないことを部下も分かっています。しかしレベルが高くない部下にはそれが中々分からないのでじっくり分からせていくしかないです。対応が異なってくるのです。


そういう意味では、管理職になる人はそれなりに苦労もし、数々の修羅場も経験していることが求められます。とことん仕事に没頭し、上辺だけではない仕事の神髄を知っていなくてはなりません。会社組織の中で如何にこのような管理職に相応しい人を人選するか、してはならない人を人選しないかがその会社の行方を左右するのではないでしょうか。人はできるだけ出世して高給を取りたい、威張りたいという欲望は必ずあります。ですから仕事は頑張りたくはない、また自分に実力がないことは分かっているけど出世はしたい、お金は欲しいとなると人間関係が大きな要素を占めてきます。実力ではなく他の手で出世しようとするのです。人間は感情の生き物と言います。この世界では人間関係が幅を利かせてしまうのは仕方のないことかも知れませんが、仕事においては実力主義、信賞必罰、結果主義などを旗印に掲げ、そういう風土である会社、組織を常に追求すべきです。


人間万事塞翁が馬。


×

非ログインユーザーとして返信する