55歳からどこまで成長できるか!55(ゴーゴー)おやじブログ

中年(おやじ)でもどこまで自分の限界を上げることができるか、成長エンジンである心のリミッターをはずせ!の想いで
日々の活動や経験、感じることを記すブログです。

白血病について

最中/monakaです。
妻が急性リンパ性白血病(ALL)になり入院3、4か月になります。聞いたときにはびっくり仰天しましたが、そのお陰というか妻が病気にならなかったら知ることのなかった白血病についての知識が段々と増えてきています。


妻の白血病闘病日記 by monakaはこちら
https://chiruchino2901017.wixsite.com/monakawife/


上記のwixで作ったサイトに詳しいですが、私が妻から聞いたり調べたりしていく中で知ったことをいくつか投稿したいと思います。


・白血病には急性と慢性があるまた骨髄性とリンパ性がある(これらの違いについてはまだよくわかりません)。
・血液は骨の中にある骨髄で作られる。その中には骨髄液があり、血を造る造血(幹)細胞があり、この細胞が分裂して赤血球や白血球、血小板の元になる血球が段階を経て造られ(成熟)、最終的には血管(末梢血管)中に排出されていく。
・血液の中を流れている赤血球や白血球、血小板の寿命は短く、赤血球は120日位、白血球はリンパ球は長いそうですが、他は数時間~数日、血小板は10日程の寿命。我々の骨髄の中では絶えず血が造られている。
・白血病は造血(幹)細胞の異常により、がん化された細胞が造られてしまう病気。それらで骨髄中が埋め尽くされるので、赤血球が減ることによる貧血、正常な白血球が造られないことによる感染(発熱など)、血が止まり難いなどの初期症状が出ます(血小板減少)。
・白血病の治療は基本化学療法(抗がん剤投与)でがん細胞(と同時に正常細胞)を極力やっつけた後(寛解状態)、患者により異なりますが造血幹細胞移植(骨髄移植or末梢血幹細胞移植)を行って造血(幹)細胞そのものを入れ替えることにより根治を目指す。
・抗がん剤治療は大きな副作用を伴う。軽いものから重篤なものまであり、それをできるだけ緩和するために抗がん剤とともに副作用抑制剤も多種類投与される。このような治療法(プロトコール)は、がん治療の機関で各種指針が出ており、基本的に病院は患者の病状を見極めた上で、プロトコールに従って患者を治療していく(標準治療)。
・造血幹細胞移植は兄弟姉妹間でも白血球の型が適合することが少なく(完全合致するのは一卵性双生児間のみ)、また兄弟姉妹からの提供ができない患者には骨髄バンクが間を取り持ち(コーディネートという)、登録しておられるドナーさんの中から患者にできるだけ適合する人を検索し、各種検査で提供ドナーとして決定され、またご本人の最終同意も得た上で移植が行われる。
・移植した後は、他人の細胞が入るので拒絶反応が出る。拒絶反応と云っても通常とは逆で、提供者の細胞(主にリンパ球)が患者の体全体を攻撃する。これをGVHDという。移植後にがんが再発する場合もあるが、GVHDや合併症により苦しむ患者が多く、重篤な場合には命に関わる。
・骨髄バンクにドナー登録している人は約50万人ですが、いざ実際に提供することとなると拒否する人も多いので、移植を長期間待つ患者は臍帯血移植に移る人も多い(そのため骨髄バンクは収支があまり良くない)。


私は当然ドクターではないので詳細なことは分からないのですが、このような知識を得ています。また身近な人が大きな病気になることで、医療制度のことや支援機関の存在、患者同志のネットワークなど周辺情報も入ってきます。苦しいことの中にも何かポジティブなことを探して、前向きに進んでいければと思っています。


人間万事塞翁が馬



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